オーダー「第3回 落語教室4日目!」

落語

ウィムッシュ!

落語教室の稽古も終盤に差し掛かった4日目。

残りの稽古日数が少なくなり、師匠にも生徒たちにも余裕がなくなってくる。

 

「では、後半からお願いします。」

 

きた。いきなりやってくる師匠の『後半攻め』。

今までは出だしのマクラから話始めていたが、いきなり師匠が話し出す箇所を指定することもある。

この途中から話始めるのが本当に難しい。

マクラも含めて話の流れで内容を覚えているため、途中からだと流れを掴めずにスラスラと言葉が出てこない。

そのうえ稽古終盤という状況も重なり

 

「師匠、後半とはどこからでしょうか?」

「後半は後半です。さ、始めてください。」

 

話始めの場所さえ教えてもらえず、うろたえる生徒たちwww

しかし師匠は目を瞑って聞く体制www

もうとりつく島もないwww

 

そんななか、ある生徒の行動が教室内の空気をガラッと変えることになる。

 

「えー、世の中にはたくさんのご縁がございまして」

 

ちょwww

マクラから始めてるよ兄さんwww

この空気の中すごい心臓だなwww

って、これは有りなのか!?www

 

思いもしない行動に面を食らう一同。

恐る恐る師匠の顔をのぞき見てみると

そこには目だけが笑っていない師匠が。

 

その後、静かに猛者兄さんの稽古が終わり、自分の番がくる。

「次、みやのひろさん。ちゃんと後半からお願いします。」

高座にあがりたくねぇぇぇぇぇ!!!

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