ウクレレストラップピンを自力で取り付け(DIY)

日常

ウクレレのストラップを色々試してみたのですが、やはりストラップピンを付けてギターみたいに肩に担いでしまうのが一番安定するのでは?と思い、ウクレレにストラップピンを自力で取り付けてみました。

用意するものは以下の通り。
・ストラップピン
・ピンバイス(ドリル)
・マスキングテープ
・マジックペン
・プラスドライバー
・定規

ストラップピンは島村楽器で270円ほどで購入しました。
ピンバイスはミニ四駆で使っていたものがあったのですが見当たらず・・・100均(ダイソーさん)のハンドメイドコーナーにハンドドリルの名前で売っていたのでこちらを購入しました。

手順1.エンドブロックの確認

まずはストラップピンを取り付け可能かチェックします。
ウクレレの底部にはエンドブロックという木材が入っているので、ストラップピンはウクレレの底部から外装を貫通させてエンドブロックに固定します。
ただし、パイナップル型のようなウクレレにはエンドブロックが入っていないようです。
そのため、しっかりエンドブロックが入っているかどうかを直接確認します。


確認方法は、弦を緩めてガバっと横に避けてサウンドホールから覗き込みます。
スマホのライトなどで中を照らしながら見てみると底部に四角い木材が設置されているのが見えるはずです。
エンドブロックがあれば取り付けることができます。

手順2.ウクレレ底部にマスキングテープを貼る


次にウクレレの底部にマスキングテープを貼ります。
ウクレレに直接ドリルを当てて穴を開けようとすると外装が剥がれてしまうことがあるようです。
ですが、マスキングテープを貼っておくと外装が剥がれるのを防ぐことができます。

ただし、テープの粘着力が強いとあとでテープを剥がすときに外装が剥がれてしまうことがあるので粘着力の強いテープは使わないようにしましょう。
マスキングテープは粘着力が弱いので問題ないと思いますが、念のため2、3回ズボンに貼って剥がしてを繰り返して粘着力をさらに落としてからウクレレに貼りました。

手順3.穴をあける位置を決める

次に穴をあける位置を決めます。
まずはウクレレのセンターの見極めからやっていきます。


弦が張ってあるブリッジの中心がウクレレのセンターです。
定規でブリッジの長さを測ってセンターを割り出します。
(このウクレレではブリッジの長さは6cmですので、センターは3cmのところです)


次はセンターの延長線上にあるウクレレ底部の長さを測り、底部の中心を割り出します。
(このウクレレでは底部の長さは6cmですので、底部の中心は3cmのところです)


底部の中心が穴をあける位置になるので、マジックで印を付けます。

手順4.ドリルで下穴を開ける


ドリルで下穴を開けていきます。
まずは穴を開けすぎないように、ストラップピンのネジの径や長さをチェックします。

ネジよりも太いドリルを使ってしまうと穴がガバガバになってしまいますし、深く掘り過ぎたらエンドブロックを貫通してしまいます。


ストラップピンのネジと比べながらネジよりも細いドリルを選び、長さも掘りすぎないようマスキングテープで印をつけておきます。


ダイソーさんのハンドドリルは1.0mmと1.5mmの2本入でしたので、まずは1.0mmで軽く穴を開け、1.5mmで広げていきました。

ハンドドリルはかなり力が必要ですし、地味に回しづらいです。
やっぱり良いピンバイス買えばよかったかも。。。


でも、上手く下穴を開けることできました。

手順5.下穴をきれいに仕上げる


マスキングテープを剥がして、穴の頭をプラスドライバーで2,3回クルクル回していきます。
これをやっておくことで、穴の頭のバリバリがなくなり、穴がきれいになります。

手順6.ストラップピンを固定する


最後はストラップピンを固定します。


ストラップピンは、エンドピン、ネジ、フェルトから構成されています。
エンドピンを直接留めると塗装が剥がれてしまうことがあるので、フェルトを挟んでダメージを緩和させます。


そのため、フェルト、エンドピン、ネジの順番で用意し、ドライバーで留めていきます。

と、ここでアクシデントが。。。

ネジが結構固く、すっごく力を入れないと回らない!
やっぱり下穴は2.0mmは必要だったかー。ケチらずにしっかりしたドリル買えば良かったなー。と思っていた最中、『ミシミシ』と異音が!

恐る恐るフェイトの隙間からウクレレを覗いてみると・・・若干塗装浮いてね?

まぁ、このままストラップピン付けるんだから、気にならないと言えば気にならないので、そのまま作業を続行しました。

やっぱりケチらずにもう少し良いピンバイス買えば良かったです。


気を取り直して、しっかりネジを根本まで締めたら完成!

好きなストラップを付けよう

ネックストラップはギター用のものを使用しました。
ギター用の方が種類やデザインが豊富で好みのものを選ぶことができます。
(本当はfenderのギターストラップが良かったのですが、売ってなかったので間にあわせで一番安いやつを付けました)


ストラップピンをネックの末端にもうひとつ付けて2つのピンで支える方法もありますが、そちらの加工は難易度が高いため、私はネックの先端側に紐で固定する方法にしました。
(紐で固定するだけでも十分です)

ストラップを付けることで両手を離してもウクレレが安定するので、ストローク、コードチェンジ共にすっごく楽になりました!
(何故かBmのようなバレーコードがストラップをつけた途端に鳴るようになりましたw)

ちなみに、楽器店でストラップピンの取り付けを聞いてみたところ、ピン代+工賃+工房への送料でおおよそ5,000円〜6,000円くらいかかるようです。

そこまで高い金額ではないので、自分での加工に不安がある方は楽器店にお願いするのがよいでしょう。

ストラップをつけるだけでウクレレが安定して演奏が楽になるので、演奏中にウクレレのポジションが不安定な方は是非ストラップの検討をしてみてはいかがでしょうか。

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