2020年オリンピックイヤーという事で、運動不足解消で始めた空手にどっぷりハマってしまいましたので、試合に出てみようかと思い至りました。
普段の組手稽古ではあまり使われない上段蹴りも試合ではバンバンとんでくると先輩たちにビビらせられたので顔面及び口腔内保護のためにマウスピース(マウスガード)を購入してみました!
マウスピースとは
格闘技の試合で選手が口にはめている歯型のことです。
マウスピースをつけることで、口腔内・歯の怪我予防につながります。
また、力強く噛み締めることで集中力・身体的パフォーマンスが向上し、突きや蹴りの威力が上がるようです。
自分で採型できるマウスピース
マウスピースは歯科医で型どりをして作製してもらえますが、結構なお値段がするそうです。
(1万円~4万円くらいが相場みたいです)
とりあえず物は試しということで、今回はネットで売っている自分で簡単に採型できるマウスピースを購入してみました。
購入したのは、BODYMAKERのマウスピースです。
サポーターやミットもBODYMAKERで揃えているので、なんとなく同じBODYMAKERにしてみました。
内容物は、マウスピース、ケース、説明書です。
ケースが地味に嬉しいですね。
マウスピース型どりの手順
開封したばかりのマウスピースは表面がツルツルです。
これを自分の歯型に合わせていきます。
使用する道具は、マウスピース、深めの容器、鏡、キッチンペーパー、割り箸、お湯です。
次に型どりの手順です。
1.歯を磨く
口腔内に食べカスがあったりするとしっかりと型どりができません。また、不衛生です。
当たり前ですが、歯を磨いて口腔内を清潔にしておきましょう。
2.イメージトレーニングはしておこう
型どりはいきなりしないように!
まずはイメトレで手順をしっかりなぞっておきましょう。
温める前のマウスピースを口腔内に入れてみたり実際の型どりのやり方を練習しておきましょう。
3.マウスピースを温める
ここからは実際の型どりに入ります。
まずは深めの容器にお湯を入れ、そこにマウスピースが軟らかくなるまで付けます。
目安は90度のお湯に30秒くらいのようです。
マウスピースが軟らかくなったかどうかは、箸でつついてみて跡が残るかどうかで判断しましょう。
ちなみに私は電気ケトルで沸かしたお湯を深めの容器に入れてやりましたので、どうやら温度は80度くらいまで下がっていたようです。なので、30秒では全然軟らかくなく、40秒でちょっと軟らかくなり、1分くらいで箸の跡が付くくらいの軟らかさになりました。
4.マウスピースの表面温度を下げる
お湯の中のマウスピースをつついてみて凹みが出来るくらい軟らかくなったら、取り出してマウスピースの表面温度を下げます。
表面温度を下げずにくわえたら間違いなく火傷します!
説明書には『マウスピースの表面を冷水に1秒浸す』とありましたので、水に濡らしたキッチンペーパーで表面を軽く拭き、乾いたキッチンペーパーで水気を取ることで上手い具合に温度を下げることができました。
5.上顎に押し付ける
マウスピースの表面温度が下がり、火傷のリスクが下がったらマウスピースが軟らかいうちに上顎に押し付けます。
マウスピースには真ん中がありますので、上顎に押し付ける際にはしっかりと鏡で向きをチェックする方が良いでしょう。
マウスピースを上顎に押し付けたら、頬の上からも押していきます。また、舌も使って口腔内からも押していきます。
そして、口腔内の水分を吸いとる要領で、マウスピースを上顎に圧着させていきます。
このまま上下の歯でがっちり噛んで30秒キープです。
6.マウスピースを冷やす
マウスピースの型が固定したら、口腔内に水を含んでマウスピースを冷まします。
マウスピースを外して、さらに冷水に30秒ひたして型どり完了です!
歯型っぽければOK!
市販のマウスピースは歯医者で作るオーダーメイドではないため、完璧を求めてはいけません。
ある程度歯型っぽければ良しとしましょう。
出来具合の目安としては、マウスピースをはめて口を開けても落ちてこないこと。
むしろマウスピースを取るのにちょっと力が要るくらいが理想のようです。
なるべく理想形に近づけたくなりますが、何度も型どりを繰り返すとマウスピースに穴が開いて使い物にならなくなってしまうようです。気を付けましょう。
ちなみに、私は2回やり直しましたw
1回目の型どり
2回目の型どり
これで口を開けても落ちてきません。手で外すと簡単に取れてしまい、がっちりホールドされてる感はありませんが、問題なく使用できるレベルかと思います。
まとめ
初めてマウスピースを購入してみましたが、市販の1000円台のものにしてはかなりのクオリティーだと感じました。
何故もっと早く購入しなかったのかと後悔するレベルです。
1000円なら消耗品として割りきれるので、試合だけでなく、日頃の稽古からガシガシ使って稽古のクオリティーを上げていきたいと思います。
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