吃音センセイ-桜舞う校庭で-を読んで

ブックレビュー

外出自粛中のこのごろ、買ったはいいが読んでなかったいわゆる「積ん読」の解消に取りかかってみました。

今回の本も積ん読の一つ。実話をもとにした吃音が題材の小説です。

『吃音センセイ-桜舞う校庭で-』

主人公 京子は5歳のときに母の入院をきっかけに突然言葉が出にくくなってしまいます。色々な病院に行きますが原因はわからず、小学校で自己紹介や国語の音読でクラスの注目を浴びてしまい、辛い日々を過ごすこととなります。

本書は、現在30歳で小学校教師をしている京子が真摯に生徒に向き合う様子と、学生時代の苦しい思い出や転機となった出来事の回想を交互に繰り返して進んでいきます。

学生時代の回想は読んでて辛くなる部分もあります。ですが、その経験があるからこそ、現在教師として一生懸命生徒に向き合っているのだと感じます。

実話をもとにしたノンフィクションストーリーですが、吃音に関する部分はかなりリアリティーがあります。
子どもの読書感想文に良さそうな本ですね。

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