オーダー「編集者の覚醒」

仕事

ウィムッシュ!

ようやく全パートの叩き台が完成したある日、いままで意見らしい意見を出してこなかった担当がついに意見を出し始める。

 

「言語聴覚士を定義する法律があればお書きいただければと思います。」

「先生の学生時代の学友との関係をお書きいただくと読者も学校生活をイメージしやすいかと思います。」

「今後の高齢化との関係性についてお書きいただければと思います。」

 

怒濤の意見ラッシュ。

急にどうした?

いきなりレベルアップしてるじゃん!

 

担当の意見は一般的な説明文だけにとどまらず、専門的な内容にもズバズバ踏み込んでくる。

 

「聴覚障害と手話との関係性について知らない読者も多いと思いますのでお書きいただければと思います。」

「発達障害も対象領域かと思いますが、いかがでしょうか?お書きいただければと思います。」

 

おお!

本当にどうしたんだ!?

あまりの変化に面食らってしまう。

ただ、担当編集者が言語聴覚士のことを勉強してくれることは素直に嬉しい。

一体どんな心境の変化があったのかさりげなく聞いてみる。

すると、担当編集者が一言。

 

「先輩からご指導を・・・いや、先生とお話が出来るように本を読んで勉強しました!」

先輩編集者さんグッジョーーーブ!!!

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