寄席(よせ)とは落語をやっている場所のことです。前座から二ツ目、真打ちといったさまざまな落語家の噺を聞くことができます。
また、寄席で見られるのは落語だけではありません。色物と呼ばれる講談、漫才、漫談、音曲、手品、曲芸など、さまざまな演芸を見ることもできます。
代表的な寄席
代表的な寄席は「鈴本演芸場(上野)」、「浅草演芸ホール」、「新宿末広亭」、「池袋演芸場」、「天満天神繁昌亭(大阪)」です。
他にも地域寄席やホール落語、蕎麦屋さんの2階など、お住まいの地域でも色んなところで落語を聞くことができます。
寄席は年中無休
寄席は年中無休で毎日やっています。「昼の部」と「夜の部」があり、昼の部は正午前から、夜の部は午後5時前くらいから始まります。
木戸銭は一度買うだけで一日有効です。
寄席には売店もあり飲食OKです。一日中落語に浸ることもできます。
ちなみに木戸銭とは入場チケットのことです。
寄席の窓口を木戸と言います。木戸で銭を払って入場するから「木戸銭」です。
いまだにこの言葉を使っているのが、粋ですね。
寄席のスケジュール
寄席の出演者や内容は、上席(毎月1日~10日)、中席(毎月11日~20日)、下席(毎月21日~30日)ごとに変わります。
出演者の演目は当日になってみなければわかりません。
出演者の方々は自分の演目が他の出演者とかぶってしまわないよう、当日、出番を待っている間にネタ帳を見ながら決めているそうです。
さぁ、寄席に出掛けよう!
寄席の魅力は、代わる代わるいろいろな落語家が出演し、さまざまな落語を聞けることです。
落語家は話しのプロですから、落語を知らなくても問題なく楽しめます。
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