オーダー「先輩の落語会~1年ぶりのリベンジ~」

落語

ウィムッシュ!

1年ぶりにズボン先輩の落語会にお呼ばれした。

前回の帰り際に常連の一人から「若いと言っても面白いわけじゃないのね」と辛らつな言葉をいただいた、苦い思い出のある落語会。

1年ぶりとなる今回は、若さをあえて出さずにおじいさんとおばあさんの掛け合いで話が進む「釜泥」で挑んだ。

 

ドドン。出囃子に合わせて高座に上がる。

 

「またこの高座に上げていただきまして大変嬉しく思います。前回は確か1年前でしたね。あのときは常連さんに面と向かって面白くないと言われましてね・・・そのときはきっとズボン先輩は有望な若手を潰しにきたんだと思いましたよ」

ドッwww

恒例のズボン先輩イジりからスタート。

 

「ですがそのあとズボン先輩が必死になって慰めてくれましてね。みやのひろさんは上手だよ!ドンドンお誘いするから覚悟しておいてね!って。で、実際に誘われたのが1年後の今日・・・やっぱり若手を潰しにきてますよね?」

ドッwww

立て続けのズボン先輩イジりで流れをつかむ。

 

さぁ、いくぞ!

 

「ばぁさん、ばぁさん、ちょいとこっちにきておくれ。」

「なぁんですかぁ、おじぃさん。」

ドッwww

笑い声とともに「上手い!」と歓声が上がる。

 

おお!?

いままでべらんめぇ口調が多かったけど、まさかおじいさんおばあさんネタが合ってた!?

予想外の才能を見出しつつそのまま勢いに乗り、爆笑の渦の中、落ちまで走り抜けた。

 

高座を降りると客席から拍手が降り注ぐ。

 

「いやーみやのひろさん、腕上げたね!」

「すごく上手だったよ!」

「また絶対落語会にきてね!」

 

これは嬉しい。完全に手ごたえあり。

 

さりげなく例の常連に目を向けると

親指を立ててグッドマークを向けてくる。

 

にくいサイン出しやがって。リベンジ達成じゃー!!!

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