ウィムッシュ!
第3回の落語教室も今日で最後の稽古となる。
今日の稽古が終われば次はいよいよ本番の発表会。
つまり、今日の稽古で師匠から合格を貰う完成度に仕上げる必要がある。
「本日もよろしくお願いします。」
「はい。よろしくお願いします。」
師匠に挨拶をし、教室に入る。
「兄さん姉さん、よろしくお願いします。」
「よろしくお願いします。」
兄さん姉さんとも挨拶を交わすが、予習に必死なのか口は動かすが台本ノートから目を離さない。
開始時間になり、師匠から稽古順の指示が出る。
「では、順番に始めてください。」
この言葉に生徒全員がぽかーんとなる。
いつもは教室に到着した順や師匠が指定した順で稽古をやる。
しかし、今日の『順番で』の意味がわからない。
助けを求めようと兄さん姉さんに視線を向ける。
すると
一斉に高座へ向けて顎をしゃくる兄さん姉さんたち。
ちょwww
これはつまり下っ端が最初の犠牲になれってことですかwww
自分達の稽古時間をギリギリまで確保したいからって、あまりにもひどい!!!
しかし、声に出して抗議できるはずもなく、すごすごと高座にあがりネタを話始める。
結果、メンタルを多分に刺激されつっかえつっかえでお世辞にも完成とは言えない出来に。。。
もちろんその後は師匠から指導の嵐。
「あそこの仕草はこうです」
「『この』ではなく『その』」
「言葉遣いに気をつけて」
「視線はもっと上に」
「上下をもっと明確に」
「話しはテンポ良く」
「でもはっきりと発音して」
「語尾をかすらせない」
「独り言の台詞でもお客さんにははっきり聞こえるように」
覚えきれないほどの指導を受けて心が折れそうになったところで、師匠から締めの一言。
「まぁ、全体としては良くできてますから、発表会に向けて稽古を怠らないように」
全然良くできてないってことは良くわかったよ!
てか、いままでで一番指導が多いwww
このままでは終わらせないからな・・・
発表会までの残り数日毎日稽古だーーーーー!!!
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